ポルシェ カイエン
ガソリン漏れの疑い、燃料ポンプの交換
ポルシェ カイエン
ガソリン漏れの疑い、燃料ポンプの交換
お客様より ポルシェカイエン にて
車内にガソリンのにおいが充満し、気になるとご相談があり
修理をご依頼いただきました。
症状及び状態の確認
お客様の車両入庫後、
まずは不用意なエンジンの始動を避け、
ガソリンのにおいの充満を確認をしておいきます。
ガソリンタンクの破損によって充満していると
火事の原因になってしまうこともあるので
緊急度が大変高い症状です。
車の外側でガソリン漏れを確認することができなかったため
ドアを開けて車内にはいいてみると
ガソリンの充満したにおいがします。
まず間違いなく、ガソリンが漏れて車内で気化
充満していることがわかります。
修理実施
すぐに応急処置を行えるか確認をすると同時に
どこから漏れているのかを確認するため
後部座席から燃料ポンプをみてみます。
後部座席は開くとこのようになっています。
燃料ポンプの蓋には砂埃がたまっており、
ふき取るとガソリンが滲み出てきました。
この部分に損傷があり、そこから漏れ出ているようです。
急いで補修作業に入り、修繕を終えた後
他の部分に損傷があることを考慮して交換をすることに
症状及び状態の再確認
部品交換の前に、現状を悪化させ、事故が発生しないよう
取り急ぎ修繕可能な箇所を修繕していきます。
対応後にお客様へ相談を行い、部品を交換することに。
今回の燃料ポンプは費用を抑えるために社外品を使用しました。
交換を終え、室内のにおいをとった後、
日を改めてにおいが発生していない事を確認し、
テスト走行を実施したところ走行時、走行後もにおいがなくなったため今回の燃料ポンプの交換は終了です。
無事エンジンの起動もできました。
走行テスト後の診断機による再検査も問題なく、修理は完了です。
ご依頼ありがとうございました!
作業完了
今回のようなガソリン漏れの疑われる異常の点検や修理では、
火事や部品のさらなる損傷に細心の注意を払って修理、修繕や交換作業を
行い、治っていることを確認するためにテスト走行をする必要があります。
今回の修理部品のように燃料に関する部品においては
中古品等に変えてしまうと同様の症状が再発する可能性が高く
避けるべき事であったためお客様と相談をし、新品の社外品を使用しました。
純正品との性能の差も問題なく、テスト走行を実施しても良好な状態に
戻ったためこれによって抑えられる費用は大きくなりました。
相模原自動車では
故障や異常の大小を問わず、修理を承っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆様のご相談、おまちしております。
今回の修理車・詳細
【メーカー】PORSCHE
【車種】カイエン (957型)
【型式】ABA-9PAM5501
【年式】2008年
【走行】12万km
【症状】車内にガソリンの臭いが充満、燃料ポンプの破損
【処置】燃料ポンプの交換
957カイエン 955カイエン ガソリンタンク 燃料漏れ 燃料ポンプ