メルセデスベンツ
E320 CDI
エンジンチェックランプ点灯
メルセデスベンツ
E320 CDI
エンジンチェックランプ点灯
お客様より メルセデスベンツ Eクラスワゴン(S211)にて
エンジンチェックランプの点灯と
時折思うようにパワーが出ず
回転数が上がらないことがあるとご相談があり
点検と修理をご依頼いただきました。
症状及び状態の確認
早速症状を確認すると、ランプの点灯を確認することができました。
自走可能かを確認したうえでテスト走行を実施すると
お客様ご申告の回転数の上昇不足を確認しました。
この症状が出ると
シャットオフモーターやマップセンサーの故障や不具合、
最悪の場合ターボチャージャーそのものの故障が疑われます。
加速不良の原因とチェックランプ点灯の原因を
それぞれ確認していきます。
診断機を当て、異常個所をてみると
今回は空気量に不具合の報告がありました。
長く乗っている車両ではエアダクトインテークマニホールド
(写真黄枠部分)の経年劣化や環境が起因する傷、
汚れが溜まってしまった状態等により
エンジンの不調の中でも加速不良が生じやすい為
今回はお客様と相談をし
エアダクトインテークマニホールドの交換を実施することに
この部分の以上でチェックランプ点灯が消えれば
今回の修理は回転数異常と点灯の両方が解決となります。
修理実施
早速交換を実施し、取り外した部品がこちら
写真撮影のために大まかな汚れを落としたあとですが
内部に損傷と汚れがあったため
エンジンに不調を起きたと考えられます。
過走行車両ではよくある事です。
交換後にテスト走行を実施し、確認することに
交換とテスト走行を実施したところ、
速度、回転数ともに好調に戻りました。
非常に心地の良い乗り心地です。
※撮影は安全確認を実施したうえで2名で行っています。
しかし、写真の通りチェックランプの点灯は消えず
原因を再度確認し、時間を空けて再度テスト走行を重ね
加速不良の修理完了を確認することに。
症状及び状態の再確認
加速不良が改善されたことを確認した後で
再度診断機を通すと、チェックランプ点灯には
もうひとつの原因がありました。
マップセンサーに異常がありそうです。
このコンピューターは空気量を調整する重要な役割を担っており
異常が検知されるとランプが点灯するようになっています。
この部品にも経年劣化が生じ
うまく信号の送受信ができていなかったため
ランプが点灯していたと考えられます。
お客様と相談を行い、追加で交換を実施したところ
エンジンチェックランプの点灯も解消されました。
部品の交換完了後に複数回に分け、
走行テストを実施したところ問題もなく修理は完了です。
ご依頼ありがとうございました!
作業完了
今回のような過走行車両の修理では、
確認を重ねてひとつずつ症状の原因を究明し、修理を行っていく必要があります。
今回の修理部品は経年劣化や汚れのように時間を経た部品への交換は
またいずれ再発する可能性が高く避けるべき症状であったため、
お客様と相談をし、費用を抑えるために社外品を使用しました。
純正品との性能の差も問題なく、テスト走行を実施しても良好な状態に
戻ったためこれによって抑えられる費用は大きくなりました。
相模原自動車では
故障や異常の大小を問わず、修理を承っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆様のご相談、おまちしております。
今回の修理車・詳細
【メーカー】MercedesBenz
【車種】Eクラス ワゴン アバンギャルド E320 CDI (S211)
【型式】ADC-211222
【年式】2008年
【走行】10万km
【症状】回転数異常、エンジンチェックランプ点灯
【処置】エアダクトインテークマニホールドの交換、マップセンサー交換